今回は、女子プロゴルファーの稲見萌寧選手にスポットをあてます。
現在20歳の稲見選手は、新進気鋭の若手選手であり、先日開催の「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」では、LPGAツアー初優勝を果たしています。
昨年まで高校生だった稲見選手ですが、現在大学生活を送りながら、なんと1日10時間も練習を続けるという努力の虫です。
そんな稲見選手を支える父親やコーチはどんな人なのでしょうか?クラブセッティングも気になります!
では、早速探っていきましょう!
この記事で綴られていること
稲見萌寧プロフィ―ル
引用:https://www.alba.co.jp/tour/players/01752
名前 : 稲見萌寧(いなみ もね)
誕生日 : 1999年7月29日(現在20歳)
出身地 : 東京都豊島区
身長 : 166㎝
体重 : 58㎏
高校 : 日本ウェルネス高等学校
大学 : 日本ウェルネススポーツ大学
プロ合格:2018年(LPGA90期)
所属先:都築電気
得意クラブ:アイアン全般
目標とする人:キム・ハヌル
稲見選手は、身長166cm・体重58kgという恵まれた体型をしています。
ゴルフにおいて、体重は飛距離には無関係といわれていますが、身長に関しては高い方が有利です。高い位置からクラブを振り下ろせ、腕が長い分、遠心力も増大する可能性があるからです。
引用:https://www.asahi.com/articles/photo/
実際、稲見選手の平均飛距離はなんと240ヤードだそうです。
稲見選手はまだ20歳ですので、身長も体重もまだまだ変動するかもしれませんが、恵まれた体型を活かしたプレーが今後の楽しみでもありますね、
見萌寧の出身高校や大学は?
現在20歳の稲見選手ですが、ゴルフを始めたのは10歳とのことで、高校生時代にはJGAのナショナルチーム入りし、2016年「ネイバーズトロフィーチーム選手権」、同年「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」に出場しています。
引用:https://blog.goo.ne.jp/kitayatsugolf/
上の画像は高校2年生のときの稲見選手ですね。幼さが残っていてとてもかわいいです。
そんな稲見選手の出身校は、日本ウェルネス高等学校という学校で、ここは単位認定試験によって卒業(高校卒業資格)できる、通信制の高校です。
現在大学2年生生としてゴルフと学業の二束の草鞋を履く稲見選手ですが、大学は、やはり高校からの流れで日本ウェルネススポーツ大学です。
稲見選手はこちらの大学のゴルフ部に所属されています。
稲見萌寧の父親はだれ?
稲見選手について調べていると、必ず父親の存在が浮かび上がってきます。それはなぜかというと、稲見選手がゴルフをはじめたきっかけが、父・了さんとのエピソードにあるからです。
そのエピソードとは、稲見選手が10歳当時のゴールデンウィークに、父と一緒に「ゴルフをやってみるか?」という話になり、父娘で初めて練習場に行ったというものです。
このことがきっかけで稲見選手はゴルフをはじめていますが、初めて手にするクラブで空振りすることなく、球を前に飛ばした稲見選手に対してセンスを見抜いた父は、良い練習環境を求め、住まいも都内から千葉に引っ越してしまいます。
その後は朝4時から登校ギリギリまで練習をこなし、下校すると約40分かけて自宅から父と練習場に向かうという日々を続けました。練習は1日10時間。体調が悪い日も、冬の寒い日でも、10年間、1日も休まず練習をし続けたといいます。
ほんの些細なきっかけでしたが、稲見選手のセンスを見抜いた父。でも実は、誘った父にはゴルフ経験はなく、まったくの素人からのスタートでした。それが今ではこんなに素晴らしいプレーヤーになって、さぞかしお父さんもお鼻が高いですよね。
なお、稲見選手は一人っ子で、家族の愛情を一身に受け、育てられてきた様子。父・了さんは今でも毎試合ツアーに同行し、娘のプレーを見守っている、とのことです。初優勝は感無量だったでしょうね。目に浮かびます。
稲見萌寧のコーチは奥嶋誠昭!
稲見選手は、2018年12月からコーチとして奥嶋誠昭さんに師事を仰いでいます。
引用:https://news.golfdigest.co.jp/news/
<2019年10月18日開幕の富士通レディースで稲見選手のキャデイを務める奥嶋コーチ>
その経緯として、2018年にプロテストに合格したものの、QT(予選会)では103位とふるいませんでした。レギュラーツアーの出場は推薦に頼るのみとなっていた稲見選手は、開幕までに何とか立て直そうと、持ち前の武器であるショットをより磨くため、最新の動作解析機「ギアーズ」の使い手として有名な奥嶋誠昭コーチのもとで徹底的に鍛え直しました。
その成果が、先日のセンチュリー21レディスゴルフトーナメントでのツアー初優勝に繋がったんですね。
引用:https://news.golfdigest.co.jp/jlpga/
ちなみに、奥嶋誠昭さんは、1980年生まれのテクニカルアドバイザー&ツアーコーチです。
ゴルフを科学するスタジオ「ノビテックゴルフスタジオ」で、さまざまな世界最先端機器を駆使し、科学的かつ客観的に、アマチュアからツアープロまで分析・指導を行っています。
スイング解析システム「GEARS」マスターインストラクター、弾道測定器「フライトスコープ」プロフェッショナル、ドクタークォン・バイオメカニクスレベル1、TPI認定ゴルフインストラクターレベル1という凄腕です。
このような書籍も出版されています。
稲見萌寧の気になるクラブセッティングは?
稲見選手のクラブセッティングは、以下のようになっています。
引用:https://www.alba.co.jp/gear/news/article/no=130583
【ドライバー】
エピック フラッシュ ドライバー エピック フラッシュ ドライバー(10.5度) ~ATTAS11 アッタス ジャック(45インチ、硬さ5X)
【FW&UT】
エピック フラッシュ スター フェアウェイウッド エピック フラッシュ スター フェアウェイウッド(3番15度、5番18度)
グローレ F レスキュー(2014年) グローレ F レスキュー(2014年)(21度、24度)
【アイアン】
P770 アイアン P770 アイアン(5番~PW)
【ウェッジ】
ボーケイ SM7 ウェッジ ボーケイ SM7 ウェッジ(52度、58度)
【パター】
オデッセイ オー・ワークス ダブル ワイド パター
【ボール】
クロムソフト X ボール クロムソフト X ボール
以上は、2019年7月「センチュリー21レディス」最終日のものです。
稲見萌寧の経歴は
【ジュニア時代の主な成績】
「関東小学生ゴルフ選手権」(2012年)優勝、「関東中学校ゴルフ選手権春季大会」(2014年)優勝、「東日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手権」(2015年)優勝、など
2016年の「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」初日、8番ホールでホールインワンを達成。
引用:https://news.golfdigest.co.jp/photo/
高校卒業後の2018年、LPGA最終プロテストに進出し、初挑戦で合格(20位タイ)。最終的にステップ・アップ・ツアー2試合と、LPGAツアー3試合に出場し、年間獲得賞金ランキングは119位。
2019年から都築電気に所属。僅か7試合のLPGAツアー出場にもかかわらず、「第1回リランキング」で14位となり、同ツアー中盤戦の出場資格を獲得。そして、今年7月の「センチュリー21レディスゴルフトーナメント」において、LPGAツアー初の優勝を果たし、現在に至ります。
引用:https://www.pargolf.co.jp/tour/LPGA/
大学に通いながらのツアーへの参戦はなかなか大変なことですが、若さや実力を武器に、ますますの活躍が期待されます。
まとめ
今回は、稲見萌寧選手についてお伝えしました。いかがでしたか?
とにかくまだ若くてフレッシュ!なうえに、初優勝も飾り、将来が楽しみすぎる逸材ですね。「練習の虫」とも言われていますが、本人はいたって普通で、「楽しいから続けている」と語っています。
引用:https://www.lpga.or.jp/news/info/32414
休みも設けず、ただひたすら練習をして、早く終わった日には父親と一緒に映画を見たり、一緒に晩御飯を食べることが唯一の楽しみとか?
お年頃なのに、ゴルフと父親との繰り返しですが、本人はあっけらかんとしているご様子。うらやましいような、ほっこりするような、という感じですね。
色々と興味深い稲見選手、今後の活躍が本当に楽しみです!