クイーンズ駅伝2019こと、「第39回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」が2019年11月24日(日)に開催されます。
開催地は宮城県です。
この駅伝大会は、実業団の駅伝女子日本一を決める大会です。
前回大会の上位8チーム(クイーンズ8)のシードチームと、予選会を勝ち抜いた14チームの計22の出場チームが参加します。
東京五輪が来年に迫る中、日本代表経験者や先日のMGCで活躍した選手がどんな走りを見せてくれるのか、非常に楽しみですね!
今回は、ズバリ!優勝チームを予想してみます!
クイーンズ駅伝2019のシードと出場チームは?
今年2019年のクイーンズ駅伝は「松島町文化観光交流館前」をスタート地点として、ゴールの「弘進ゴムアスリートパーク仙台」までの42.195kmを6人で走ります。
引用:https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1104/
クイーンズ駅伝には、前回大会の上位8チーム(クイーンズ8)と、予選会を勝ち抜いた14チームの計22チームが参加します。
今大会へのシード権を獲得した前回大会の上位8チームは以下の通りです。
1.パナソニック 2:15:22
2.天満屋 2:16:19
3.ダイハツ 2:16:32
4.ヤマダ電機 2:16:35
5.ワコール 2:16:52
6.豊田自動織機 2:16:53
7.JP日本郵政グループ 2:16:53
8.デンソー 2:16:57
前回大会にシード枠で出場していた第一生命と資生堂は、上位8位以内に入れずシード落ちしてしまいました。
代わりにクイーンズ8入りを果たしたのがワコールとデンソーです。
引用:https://www.bbm-japan.com/trackandfield/17230690
2019年10月20日に行われた予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津)を勝ち抜き出場権を獲得した上位14チームは以下の通りです。
1.積水化学 2:19:36
2.九電工 2:19:52
3.三井住友海上 2:19:56
4.第一生命グループ 2:20:32
5.ルートインホテルズ 2:20:34
6.京セラ 2:20:37
7.日立 2:20:38
8.大塚製薬 2:20:43
9.エディオン 2:20:54
10.ユニバーサルエンターテインメント 2:21:06
11.資生堂 2:21:14
12.肥後銀行 2:22:43
13.スターツ 2:23:25
14.ユニクロ 2:23:45
積水化学が初優勝で本戦出場を勝ち取りました!
シード落ちしてしまった第一生命と資生堂も14位以内に入りましたね。
引用:https://www.sekisui.co.jp/company/
クイーンズ駅伝への初出場チームはなし。
シスメックス、ホクレン、しまむら、ノーリツといった企業が惜しくも予選落ちとなってしまいました。
以上、クイーン8と予選会を勝ち抜いた14チーム、合わせて22チームがクイーンズ駅伝の参加チームです。
クイーンズ駅伝2019の優勝予想は?
今年2019年のクイーンズ駅伝の優勝チームを大胆に予想します!
パナソニック
今年2019年の優勝予想1番手はパナソニックです。
引用:https://panasonic.co.jp/angels/introduction/index.php
昨年、見事に2連覇を達成し、今年も本命中の本命です。
最終6区まで一度も1位の座を譲らない、見事な完全優勝でした!
しかも6区間中、3区間でパナソニックの選手が区間賞を獲得。
重要区間の5区を任された堀優花選手は区間新記録の快走を見せました。
https://mainichi.jp/articles/20181126/ddm/035/050/102000c
大会MVPにも選ばれ、まさにパナソニック一色に終わったクイーンズ駅伝2018。
今年の優勝=3連覇はカタいのではないでしょうか?
パナソニックの強みは、何と言ってもチーム力。
完全優勝を果たした昨年、4区を金丸清香選手、アンカーとなる6区を森磨皓選手の入部1年目のルーキーが走っています。
https://mainichi.jp/articles/20181125/k00/00e/050/183000c
また、3区を担当した渡邊菜々美選手は2年目ながらも、日本郵政のエース・鈴木亜由子選手を抑えての区間賞でした。
24歳・森田香織選手の区間賞も2年連続。
キャプテンの内藤早紀子選手の粘り強い走りも素晴らしかったです。
https://panasonic.co.jp/angels/topics/2018_11/index.html
ベテランも若手も満遍なく強いチームといった印象で、層の厚さが他チームと比べて、桁外れかと!
4月に入部したルーキー4人がどうエントリーされるのかも気になるところ。
予期せぬアクシデントに見舞われなければ、パナソニックの3連覇の可能性がかなり高いと予想します。
天満屋
パナソニックの3連覇を阻止するチームを予想するなら、昨年2位の天満屋をあげます。
引用:https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/
天満屋と言えば、MGCで見事優勝し、東京オリンピック代表内定を勝ち取った前田穂南選手が記憶に新しいですね。
引用:https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/
同じく、MGCを駆け抜け、3位でフィニッシュした小原怜選手の走りも素晴らしかったです。
谷本観月選手はドーハで行われた世界陸上のマラソンで見事7位入賞を果たしました。
https://hochi.news/articles/20190928-OHT1T50318.html?mode=photo&photoid=1
そう、天満屋は実力者揃いのチーム!
しかしベテラン勢だけではありません。
昨年のクイーンズ駅伝で注目を浴びたのが、三宅紗蘭選手です。
三宅選手は昨年、1年目のルーキーでありながらインターナショナル区間である4区を任されました。
インターナショナル区間、つまり外国人競技者が走れるのでスピード区間と呼ばれています。
そこへエントリーされ、なんと日本人2位の好走を見せたのです!
今年5月の中国実業団陸上競技選手権大会の5000mで優勝、9月の全日本実業団対抗陸上競技選手権大会では3000mで自己ベストを更新しました。
今大会での走りが楽しみですね~。
また、重要区間の5区を走り、順位を2位に押し上げた松下菜摘選手もグンと成長してきています。
https://twitter.com/
チーム力はパナソニックに引けを取らないレベルと言えるでしょう。
ただ、主軸である前田・小原・谷本の3選手の疲労の度合いがややネックかもしれません。
JP日本郵政グループ
2016年、創部3年目での劇的な初優勝を飾ったJP日本郵政グループ。
何人もの日本代表選手を擁する有力チームです。
引用:https://www.japanpost.jp/athlete/
その日本郵政のエースといえば鈴木亜由子選手。
先日のMGCで2位に入り、前田穂南選手とともに、見事に東京オリンピック代表内定を勝ち取りましたね。
https://president.jp/articles/-/30072
しかし、昨年のクイーンズ駅伝ではシード権もギリギリの7位に終わりました。
故障者が相次ぎ、チームが万全の状態ではなかったとのこと。
今年こそはベストメンバーで臨んで…と期待していたのですが、なんとキャプテンでありエースでもある鍋島莉奈選手が疲労骨折…。
世界陸上ドーハ大会も欠場しました。
引用:https://www.kochinews.co.jp/article/278029/
クイーンズ駅伝には間に合うのでしょうか?
もし間に合ったとしてもベストな状態でないことは明らかですし、今後のためにも無理はしないでほしいところです。
そこを考えると、日本郵政を優勝候補とするのは苦しい気がします。
しかし、あえて日本郵政を候補にあげたのは、あのスーパー高校生が入部したから!
長崎県出身の廣中璃梨佳選手です。
全国女子駅伝でのごぼう抜き、本当に鮮烈でした。
そして2019年の同大会では、1区で鍋島選手に競り勝っているんですよね~。
満を持して、今春、日本郵政へ入部。
今年の国体では5000mで優勝しています。
いずれは日本の女子長距離界を背負って立つ存在になるであろう逸材ですので、実業団での活躍が楽しみです。
鍋島選手の故障によるチームへのダメージをどこまでカバーできるかがカギとなるでしょう。
まとめ
パナソニックの3連覇か、それを阻むチームが現れるのか、今からスタートの号砲が待ち遠しいです!
また、シード権争いにもぜひご注目ください!