今回ご紹介するのは女子相撲の野崎舞夏星(まなほ)さん。
”可愛すぎる力士”として、才色兼備の存在感を表し、TBS系「情熱大陸」でも取り上げられたアスリートです。
女子相撲は1996年に発足したアマチュア競技で、まだ歴史も浅く、マイナー競技ではありますが、野崎さんの夢はそんなマイナースポーツを含めたスポーツの素晴らしさを多くの人に知ってもらうことだとか。
この春、大学を卒業して社会人になった彼女の現在の状況や就職先のこと、そし情熱大陸でも見せてくれた美しい筋肉や、女子相撲への思いなどについてまとめてみました。
野崎舞夏星のwiki的データ
引用元:https://oreno-trend.biz/2018/06/08/nozakimanaho-kareshi-ani-cap/
名前 : 野崎舞夏星(まなほ)
生年月日 : 1996年7月17日(現在23歳)
出身地 : 静岡県浜松市
身長 : 160㎝
体重 : 60㎏
高校 : 静岡県立浜松西高校
大学 : 立命館大学スポーツ健康科学部
職業 : (大手マスコミ勤務)
野崎舞夏星の現在は?就職先はマスコミ!?
“わんぱく相撲”などで小学生くらいまでは性別にかかわらず親しまれている相撲ですが、思春期に差し掛かると抵抗感が増えて女子の競技人口は激減してしまいます。
そんな中でも、最近はレスリングや柔道から女子相撲へと進出する選手が増えてきました。
その女子相撲が始まった1996年に生まれた野崎舞夏星(まなほ)選手。
運命の申し子のような存在です。
小学校のころまでは、兄の影響でレスリングを習い、そのクラブで勧められてわんぱく相撲に出場し、好成績を収めてきました。
引用元:http://www.kogym.net/member/index.html
年齢相応の体格よりも大きな選手が多い中で、比較的小柄だった野崎選手は、相撲と並行して続けていたレスリングと、静岡県立浜松西高校の部活で始めた柔道のおかげで身体能力が大変高く、その身体捌きのスピードと足腰の粘り強さによって、2014年には世界女子ジュニア相撲選手権大会の軽量級で日本人初の世界一を獲得しました。
引用元:http://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/article.html/?id=75&No=70
立命館大学に進学してからは、強大なライバルでもある先輩の山中未久選手と切磋琢磨する日々でしたが、怪我にも苦しみ、思うような戦いができなかった、と述懐しています。
引用元:https://twitter.com/
そんな野崎さんの現在ですが、今年、2019年3月に立命館大学を卒業し、社会人になりました。
本格的な競技活動はひと段落だということですが、就職先が大手マスコミであるということは伝わってきています。
引用元:https://twitter.com/
それは彼女が女子相撲だけでなく、マイナー競技で頑張っている女子たちにひかりを当てたい、という希望を持っているからこその選択だということです。
野崎舞夏星が「情熱大陸」に出演
昨年(2018年)6月、野崎選手がTBS系「情熱大陸」で密着取材を受け、その競技に取り組む様子が放送されました。
凛々しく引き結んだ唇と、きりっとした眼差しに相撲への思いを感じ、また、日常の笑顔とのギャップに驚く人も多かった事でしょう。
引用元:https://www.facebook.com/tbs.jp
ただ“かわいい”とその容姿だけに着目されることには抵抗を感じていた野崎選手。
しかし、こうして注目されることで、それまで女子相撲を全く知らなかった人にも興味を持ってもらえる、と前向きにそのチャンスを捉えるようになったのには、それ以前にも、日テレ系「未来シアター」に取り上げられたことや、中学生時代に出会ったテレビ局のディレクターさんの影響があったのだとか。
引用元:http://gossip1.net/article/a1006958469.html
マイナーと言われてしまうことへの悔しさ、純粋に、勝ち負けがある競技に取り組むメンタル的な困難など、競技者として感じてきたことが沢山あった、という野崎選手。
そんな思いと、そして取材される側の経験があったことから、これからはそうしたスポーツ選手たちに寄り添っていく報道を目指したい、と考えているそうです。
野崎舞夏星のしなやかな筋肉が美しい!
野崎舞夏星選手は小柄です。
相撲だけでなく、子供の頃から続けてきたレスリング、高校時代に打ち込んできた柔道でも、決して体格に恵まれていたわけではありません。
小2.わんぱく相撲浜松場所 pic.twitter.com/u8fwZKe67j
— 野崎舞夏星 (@march0717) June 18, 2019
しかし、彼女は160㎝という身長にも関わらず、自分より大きな男子の選手にも果敢に立ち向かっていきます。
引用元:http://blog.livedoor.jp/ninji/archives/40310330.html
小兵(こひょう=体が小さいこと)は、決して彼女の弱点ではありません。
むしろ柔道やレスリングで培ったしなやかな筋肉と瞬発力を活かし、彼女らしい相撲で見事な戦績を残してきたのです。
上述した「情熱大陸」や他のメディアでも、そのしなやかで美しい筋肉を披露してくれています。
引用:https://mainichi.jp/graphs/20180608/hrc/00m/200/002000g/7
そんな野崎選手を見て、幼い選手が憧れるようになり、また、遠方からも試合を見に訪れるファンが増え、より一層女子相撲への理解が進む、という流れが、彼女のまわりには確かにあったのです。
まとめ
「夏に舞う星のように、キラキラした女性になりますように」___7月生まれの娘にロマンチストな僧侶のお父様が命名したという舞夏星(まなほ)という名前は、まるで今の彼女の姿を予言していたようです。
そして、度重なる怪我に苦しみながらも不屈の闘志で学び、勝ち取った様々なことを、次世代につないでいくための仕事を選び、社会に出た野崎選手。
立命館大学での卒業論文、テーマは「スポーツ競技発展のためのマスコミの役割」でした。
引用元:https://minnano-uwasa.com/nozakimanaho/
「かわいいのに、なぜ相撲?」と何度も問われた時に感じたこと。
同じ思いをしているだろう後進の選手らのために、その競技の魅力を伝える報道の側の仕事を選んだ彼女は、また違った輝きを持ってこの世界に貢献していくことでしょう。