こんにちは。家庭菜園男子のらいふれんどです。
今日の暖(あったか)お題はさやえんどうです。
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煮物やサラダの彩りとして食卓で活躍してくれる、さやえんどう。独特の食感がたまらないですよね。
私の実家(とても田舎ですw)には庭に畑がありまして、毎年さやえんどうを作ってました! 子供のころは収穫が楽しみでしたね 😀
さやえんどうは秋(10月中旬頃~11月中旬頃)に種をまいて春(5月~6月頃)に収穫をするのが一般的ですが、3月頃に種をまいて6月頃に収穫ができる「春まき」でも楽しめるんです。
ということで、厳冬の今からでも十分間に合う春まきのさやえんどうの育て方を紹介していきます。
この記事で綴られていること
春まきに適したさやえんどうの品種って何?
さやえんどうの品種や育てる地域・気候によって、種まきに適した時期が少し異なります。
お住まいの地域に合わせて品種を選ぶのがポイントですね。
また、つるのある種類とつるのない種類があります。
つるありのものは草丈が120㎝ほどまで伸び収穫量が多いという特徴がありますが、収穫まで時間がかかるため秋まきにおすすめです。
つるなしのものは草丈が60~70㎝ほどとなり収穫量が少なめになりますが、収穫までの時間が短いため春まきにおすすめです。
◎暖流
つるなしの品種で、生育が旺盛なのが特徴です。濃い緑色で波状が少ないさやえんどうが実ります。
・冷涼地
育苗:3月~6月頃
収穫:5月~10月頃
・中間地・暖地
育苗:2月~3月頃
収穫:4月~6月頃
◎照姫
ブルームのない、鮮やかな緑色のさやえんどうが実ります。多少条件が悪くてもさやが対に実る「双莢性(そうきょうせい)」の強い品種です。
・冷涼地
種まき:2月~3月頃
収穫:4月~5月頃
・中間地・暖地
種まき:1月~3月頃
収穫:3月~5月頃
◎白姫
幅約1.5㎝、長さ約10㎝ほどまで成長しても柔らかなさやえんどうが楽しめる品種です。枝分かれしにくい品種なので、密集させて栽培することができるという特徴があります。
・冷涼地
種まき:4月~7月頃
収穫:6月~10月頃
・中間地・暖地
種まき:2月~3月頃
収穫:4月~6月頃
春まきさやえんどうの育て方 ~種まきから植え替えまで~
育てたいさやえんどうの品種を選んだら、いよいよ種まきをしましょう!
◎種まき
・用意するもの
9㎝ポリポット
種まき用土
種
・種まきの方法
ポリポットに種まき用土を入れ、指や割り箸で深さ1㎝ほどの穴を2か所あけ1つの穴に1粒ずつ種をまきます。種の上から1㎝ほど土をかぶせたら、たっぷりの水をやりましょう。
マメ科の植物は種まきから発芽の間に鳥に食べられてしまうという鳥害が起きやすいので、不織布やビニールキャップで覆いをしたり日当たりのよい室内で管理をするなどして、鳥害から守りましょう。
本葉が3~4枚、草丈が7㎝ほどになったらプランターへ植え替えをします。
◎植え替え
・用意するもの
直径30㎝以上のプランター・植木鉢(2苗につき1個)
培養土
鉢底石
・植え替えの手順
プランターの底に鉢底石を敷いて、培養土を容器の8割ほどまで入れておきます。根鉢を壊さないようにポットを逆さにし、丁寧に苗を取り出します。培養土に穴をあけ、根鉢ごと植え付けます。根元を軽く押さえてたっぷりと水を与えます。
さやえんどうの育て方 ~水やり・支柱・追肥など~
さらに、より多くのさやえんどうを元気に育てるためのポイントをいくつか紹介します!
◎水やり
さやえんどうは多湿を嫌う植物です。水をやり過ぎると根腐れをおこすことがありますので、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりの水をやるようにします。(土が乾くまではほったらかしにしますw)
◎支柱
つるなしの品種の場合は、株のまわりに高さ1mほどの支柱を株を囲うように立てます。つるが分岐したら支柱につるを誘引して、麻ひもなどで軽く支柱に結びつけましょう。
つるのある品種の場合は、株に沿って一列に長さ2mほどの支柱を立てるのがおすすめです。株の数が多い場合にはネットを利用すると便利です。
◎追肥
花が咲くタイミングと実がつき始めるタイミングで追肥を行います。株もとに5g程度の化成肥料を周りの土と軽く混ぜ合わせて追肥をします。花が咲き、生育のスピードが上がったら実が成熟するまで、2~3回追肥をしましょう。
◎収穫
開花後、2週間ほどで収穫します。品種にもよりますが、さやが長さ5~7㎝ほどの大きさになった時が収穫のタイミングです。実の根元からハサミを使って収穫をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 春まきタイプであれば、冬からでも十分さやえんどうの育成・収穫を計画できますよね!
種まきから発芽まで1週間~10日ほど、開花から収穫までは約2週間、と育てる&食べる楽しみがダブルで味わえます。
喉を鳴らしながら、種まきするわけですね(笑)
私の子供のころは、家の庭でとれたさやえんどうで、よく豆ごはんが食卓にならんだものです。
書いててとてもノスタルジックな感傷に浸ってしまいました。
皆さん、この春はぜひ採れたて新鮮なさやえんとうを食卓でお楽しみください。
では、このへんで!