春眠暁を覚えずの意味はいくつある!? 語源もご紹介。

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こんにちは。らいふれんどです!

2月もそろそろ終焉?! 日に日に暖かくなってきて、春もいよいよ間近という感じになってきましたね!

朝、布団から抜け出すのもずいぶんと楽になってきました 😀 

ところで、冬の寝起きは、温かい布団からはなかなか抜け出せないものの、いったん起き上がってしまえば冬のキリッとした寒さで目覚めやすい感じがありますよね。

ところが、気温が暖かくなり春を感じる陽気になってくると、体を起こしても眠気に襲われ、ついつい2度寝をしてしまうようなことってありませんか?

そんな時、つい口に出るのが「春眠暁を覚えず」という言葉かと思います。春の朝のあの「起きられない~」という気持ちを表すのにはふさわしい言葉ですよね。

当たり前のように使う言葉ですが、実は続きがある「詩」の一部であることはご存知でしょうか?また、読み解き方によってちょっと違ったニュアンスに受け取ることもできるんです。

そこで今回は、「春眠暁を覚えず」という言葉について、詳しく紹介してみたいと思います。

珍しく文学的ですね(笑)




春眠暁を覚えずの語源は漢詩の一部

「春眠暁を覚えず」という言葉は辞書にも意味が載っていますし、ことわざとしても有名ですので「日本のことば」から生まれたと思っている方が多いかもしれません。ですが、元々は中国が唐という時代だったころの詩人・孟浩然(もう・こうねん)が記した「春暁(しゅんぎょう)」という漢詩を語源とする言葉です。

春暁の全文を紹介しましょう。

春眠不覚暁 (春眠暁を覚えず)

処処聞啼鳥 (処処に啼鳥を聞く)

夜来風雨声 (夜来風雨の声)

花落知多少 (花落つること知んぬ多少ぞ)

この4行の漢詩の1行目だけが「春眠暁を覚えず」ということわざとして現代にも伝わっているのです。

春暁という詩に何が書かれていたのかはわかりましたが、内容はよくわかりませんよね。もう少しわかりやすい表現で内容を紹介しましょう。

春の眠りは心地よく、夜が明けたことに気付かずに眠ってしまっていた。

今は、あちらこちらから鳥の鳴き声が聞こえ、朝がきたことが分かる。

昨夜は雨風がよく聞こえていた。

美しく咲いていた花もきっとずいぶん落ちてしまったことだろう。

いかがですか?

布団の中でようやく目覚めた作者の寝起きの情景や気持ちが、少しは想像できるでしょうか。

春眠暁を覚えずの意味は?

先ほど紹介した「春暁」の一行目から広く一般に使われるようになった「春眠暁を覚えず」という言葉ですが、よく知られている意味として次の説があります。

◎心地よく眠れる説

「春は心地よく眠れ、朝になったことも気づかないほどであり、なかなか起きることができない」と解釈する、一番有名でメジャーな説です。

多くの方が春の朝、眠くて起きられないと「春眠暁を覚えず、だな」と使われるのは、大正解!ということですね。

言葉の意味・使い方としては間違いではありませんが、春暁の解釈としてはいくつか別の考え方もあるようです。せっかくの機会ですので、別の解釈も紹介しておきましょう。

◎風雨が強くて眠れなかった説

「昨夜の風雨はかなり強かった。花がすべて散ってしまうのでは?と心配しているうちに夜も明けてしまった。朝になり鳥も鳴いているけれど、花はずいぶん落ちてしまったことだろう。」

作者が寝ている間の激しい雨風で花が散ることを心配するあまり、あまり眠れない夜と過ごしてしまった、と解釈する説です。

◎日の長さが長くなったことを言っている説

「周りの明るさと鳥のさえずる声に寝過ごしたかと慌てて起きたけれど、ずいぶん日の出が早くなったものだ。昨夜は雨風が激しかったので、花はもう落ちてしまったことだろう。」

日の光に「寝過ごした!」と飛び起きたものの、まだ寝坊はしておらず「日の出が早くなったのだ」ということを実感したと解釈する説です。

まとめ

唐の詩人・孟浩然が書いた「春暁」から生まれた言葉「春眠暁を覚えず」について、元の詩や意味・解釈について紹介しました。

元々は詩ですから、読む人それぞれがそれぞれの受け止め方をすればいいのだと思います。ですが、「春眠暁を覚えず」の言葉が「春は気持ちいいから、なかなか起きられない」という意味で今に伝わっているということは、それだけ多くの方がこの意見に共感をしたということの表れだと思います。

なんだか、言葉の面白さを感じます。

こういう文学的雑学知識も、ワンランク上の人生を歩むためには大切です!

では、今回はこのへんで。




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