こんにちは。料理男子のらいふれんどです!
前回に引き続き梅にまつわるお話です。
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梅干し・梅酒・梅ジュース・梅エキス・・・と梅は古くから、健康にいい食品として日本人に愛されてきました。その秘密はが「クエン酸」にあることは前回お話したとおりです。梅のさわやかな酸味の元となっているクエン酸が夏バテ予防や疲労回復に一役買ってくれるのです。
そこで、初夏からスーパーで販売される青梅を使って、自宅で梅ジュースを作ってみませんか?自家製なら、甘みの調節もお好み次第。コンビニやスーパーでペットボトル飲料を買うのもいいのですが、自宅でのちょっと一服に小さなお子さんも一緒に飲むことができる梅ジュースを飲んで、夏バテ予防に役立てましょう!
この記事で綴られていること
梅ジュースの作り方
梅ジュースを失敗なく作るために必要なもの・作り方を紹介します。
◎用意するもの
青梅 1㎏
砂糖 1㎏
保存ビン 4~5リットル用
竹串や爪楊枝など先のとがったもの
梅は青いもの(青梅)を使った方がエキスがよく出ます。購入後、常温で2日も置いておくと熟して黄色くなってしまうので、できれば購入後すぐに仕込むようにしましょう。梅が熟してもジュースは作れますが、エキスが出にくくなったり発酵しやすくなりカビも出やすくなります。
砂糖は氷砂糖やグラニュー糖を使うとさっぱりとした仕上がりになります。三温糖を使うと少しコクが出ます。基本的には梅と砂糖の割合は1:1ですが、お好みによって1:0.8(甘さ控えめ)・1:1.2(甘め)と調節をするのもおすすめです。
保存ビンはあらかじめ熱湯で消毒をしておき、しっかりと乾かしておきましょう。耐熱性でないガラスやプラスチック製の容器を使う場合はアルコールによる消毒でも大丈夫です。梅を仕込むまでに水分が残っていないようにしておくのがポイントです。
◎作り方
- 大きめの鍋やボウルに水をためながら、流水で優しく梅を手洗いします。
- 梅の水気をしっかりとふき取ります。 (※水が残っているとカビの原因になります)
- 梅のヘタを竹串や爪楊枝の先端で取り除きます。(※ヘタが残っていると梅ジュースにえぐみが出やすくなります。また、仕込中にジュース内に浮いてくるので、しっかりと取るようにしましょう)
- 容器の底一面に梅を並べ、砂糖をかぶせるようにします。砂糖の上に梅、さらに砂糖、と交互に入れていきます。(※最後が砂糖になるように入れるのがポイントです)
- しっかりとフタをして、冷暗所に置きます。翌日から、1日数回容器を振って梅がエキスに浸かるようにします。
- 砂糖が溶けきったら完成です。(※目安は仕込みから2~4週間程度です)
仕込み中の失敗や完成後の保存期間延長はどうする?
梅ジュースの仕込中に失敗したなと思ったときや、完成後に役立つ情報をお伝えします。
◎仕込中に発酵してしまったら?
仕込み中の失敗例として、梅ジュースの撹拌をうっかり忘れてしまいエキス上部に白い泡ができることがあります。それは、梅ジュースが発酵してしまったことを教えてくれています。泡の量が少なければ問題はありませんが、多い場合はシロップを鍋にうつして弱火にかけ、アクとりをしましょう。(10分ほどの加熱でOK)
仕込みから10日以内の場合は、シロップをビンに戻して仕込みを再開します。仕込みから10日以上経っている場合はシロップの完成として、保存用の瓶に入れ替えます。
◎完成後、保存期間を延ばしたい!
完成した梅ジュースは目の細かいザルやガーゼ布を使って濾しながら、鍋に移し替えます。シロップを煮立たせないように弱火で15分ほど火にかけます。
しっかりと冷ましたら、消毒を済ませた保存用の瓶に移し替え冷蔵庫で保存するようにします。そうすれば3か月ほどの長期に渡って保存が可能となり、梅ジュースを長く楽しむことができるようになります。(冷蔵庫で保存することにより、梅のクエン酸やポリフェノールの量も増えるんです。健康効果増大です!)
自家製梅ジュースをアレンジして楽しもう!
冷蔵庫での保存で3カ月も楽しめる梅ジュース。そうなると、さらに色々なアレンジができるようになります。
◎梅ジュースとして飲む
お好みにもよりますが、梅ジュースと水や炭酸水を1:4の割合で薄めて飲みます。水や炭酸水を冷やしておけばコップに氷を入れなくても冷たく味わうことができます。
◎梅シロップでラッシー
ヨーグルト1/2カップに梅シロップ大さじ4、水100㏄を加えて混ぜるだけで、簡単梅ラッシーのできあがりです。
◎かき氷のシロップにする
削った氷を器に盛り、シロップとして梅ジュースを現役のままかけて味わいます。梅の酸味と氷の冷たさで、夏の暑さも吹っ飛びます。
◎お菓子にアレンジ
パウンドケーキやマフィンの生地にハチミツ代わりに梅ジュースを入れることで、ほんのりと梅の香りが楽しめるお菓子になります。また、ゼリーに入れてもさわやかな仕上がりになります。
まとめ
青梅を使って自家製の梅ジュースを作る方法、完成した梅ジュースを楽しむ方法を紹介しました。
小さなお子さんがいるご家庭でも、お手伝いをしてもらいながら仕込むことができる梅ジュース。自分で作った梅ジュースなら、お子さんも市販の炭酸飲料より喜んで飲んでくれること、間違いありません。
梅の栄養を体にとりこんで、家族みんなで元気に夏を乗り切ってください。
では、今回はこのへんで!