ご祝儀袋の選び方と書き方~水引の種類と夫婦連名や中袋の金額記載について

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人生において、出産、結婚、入学、新築、開店、退院、退職、長寿、そして七五三というように、節目節目でお祝いのご祝儀を送る機会はあるかと思います。

幼いときは貰うばかりで、大人になっても若い内はお金よりも品物を送ることが多い気がしますが、歳を重ねる毎に自らの立場も上がり、お金を渡す機会は増えますよね。

いざ自分が渡す立場になったときに、間違えることのないよう基本的なマナーは把握しておきましょう。

今回は、水引の色と結び方の違いによって選ぶべきご祝儀袋の種類と、夫婦連名とする場合や中袋への金額の書き方などをご紹介します。

😀 七五三のお祝いについての投稿はこちら↓

>>七五三のお祝い。祖父母からの相場金額やお返しは?食事会はする?




意外と知らないご祝儀のマナー

ご祝儀といえば思い浮かぶのが結婚式でのお祝いですが、日常生活では出産や入学、七五三、ご病気が回復したときは御見舞・快気祝いを包むこともありますし、就職祝や新築祝、定年退職や栄転、昇進、さらに還暦や古稀などの長寿祝と続きます。

まさに、人生を生きていると様々な場面でお祝い袋を使用する機会があることでしょう。

まず、お祝い金を包む袋のことをお祝い袋、ご祝儀袋と呼びます。

ご祝儀袋は基本的に「赤白」のヒモで結ばれており、このヒモの部分を水引と言います。

一方、黒白で結ばれている袋は不祝儀袋であり、通夜や葬儀などの不幸が起きた時に使うものですので、注意してくださいね。

そんな水引きのヒモですが、基本的なパターンは2種類で「蝶結び」か「結びきり/あわじ結び」です。

こちらはご存知の方も多いかと思いますが、

 蝶結び・・・何度も結びなおせる結び方、リボン結び。人生において繰り返しあっていいお祝い事に使われる。

結びきり/あわじ結び・・・固く結んで解けないようにしている結び方。人生において一度きりにしたいお祝いに使います。結婚関連のお祝いはこちらの水引きを使います。

と使い分けましょう。

蝶結びのご祝儀袋が使われるお祝い

蝶結びのご祝儀袋が使われるお祝いは、一般的に「人生で何度あってもいいお祝い」に使われます。

たとえば、出産祝いや内祝い、子どもの成長に伴うお宮参りや七五三、入園や入学、卒業祝い。受験に合格したさいの合格祝いや、就職祝いでもこちらの蝶結びを用います。

★長寿のお祝い

また、満60歳を過ぎると長生きしたことの長寿を祝う風習がありますが、60歳では「還暦」、70歳で「古稀」、77歳で「喜寿」、80歳で「傘寿」、88歳で「米寿」、90歳で「卒寿」、99歳で「白寿」、100歳で「百寿」、108歳で「茶寿」、111歳で「皇寿」と呼ばれます。

引用:https://www.ringbell.co.jp/giftconcierge/2201

それぞれの漢字に意味があるのですが、60歳はちょうど生まれた年の干支に戻ることから「還暦」、77は喜のくずし字が七十七になることから、80は傘のくずし字が八と十、88は米のくずし字が八・十・八、90は卒のくずし字が卆であるから、99は百から一をとると白になるから、100は一世紀をあらわす紀から紀寿や百寿とも呼ばれます。

108は茶をくずし二十と八・十・八にわかれ足して百八になるから、111の皇寿は皇を白と王にわけ、白を百から一ひいた九十九、王を十と二にわけ足して百十一となります。

★一般的なお祝い

年齢に関するものだけでなく、一般的なお祝いである優勝、受賞、定年退職、当選、引越、栄転、昇進、新築にもこちらの蝶結びのお祝い袋が用いられ、婚礼以外のお返しのお礼や、お中元やお歳暮、お年賀のご挨拶、さらには祈祷や祝詞など神社や神職へのお礼時にも用いられます。

その他、お年玉、心づけ、チップ、お餞別、おはなむけ、御車代、御酒肴料でも蝶結びのご祝儀袋は用いられています。




結びきり/あわじ結びのご祝儀袋が使われるお祝い

一方、こちらは一度結んだら解けない結び方であり、「人生に一度きりでいいお祝い」に使われます。

主に結婚に関するお祝いで使用し、結納金や婚約祝い、結婚祝いに結婚祝いの引き出物、結婚祝いのお返し・お礼も結びきりを用います。

また、病気や怪我もできれば繰り返しおきませんようにと「御見舞・快気祝い」も結びきりを用います。

病気や怪我において弔事用の袋を用いたくなる気もしますが、弔事用は亡くなった場合に使うものなのでうっかりして使ってしまうことのないように注意してください。

御見舞の際に赤白の水引きを使うのは抵抗がある、という場合は白封筒を用いると良いですよ。

ご祝儀袋は包む金額によって選ぼう

ご祝儀袋ですが、近年ではおしゃれで可愛らしい袋が沢山並んでいますよね。実は、水引きが結びきりか蝶結びかだけを気にして選べばいいのではありません。

ご祝儀は一般的に、その人と関係性が近くなるほどの高額になり、親族だと数万円、両親や祖父母では十万円を包むことも。

逆に知人や友人であれば五千円前後です。

引用:https://item.rakuten.co.jp/tonary/lsf_01_02/

そのため「包む金額に比例した袋」を用いる必要があります。いくら可愛らしいからと、金色銀色にきらきら輝いたご祝儀袋を用いて、中身が数千円では恥をかいてしまいます。

五千円以上になると水引きのついたご祝儀袋を選びますが、五千円~一万円程度なら簡素なご祝儀袋、数万円で中程度のもの、十万円以上になると、大きく煌びやかなご祝儀袋を選ぶ方が多くなります。




ご祝儀袋の書き方

ご祝儀の書き方ですが、基本的には毛筆、筆ペンでもかまいません。

色が薄まらないよう、しっかりとインクがでる筆ペンを用いましょう。

ボールペンやサインペンはカジュアルすぎる印象を与えるためNGです。

表書きはそれぞれのお祝いにあわせて「寿」や「御祝」「出産祝」「退院祝」等記入します。

水引きの下には贈り主の姓、またはフルネームで記入します。

★連名で渡す場合の書き方

夫婦や家族、同僚など連名で渡す場合には、右側から順に目上の方になります。

家族の場合は夫の名前を中央にフルネームで、子供と嫁はその左側にやや控えめに名前を書きます。

引用:https://www.mwed.jp/articles/169/

職場の同僚など同じ立場の二人の場合は、左右対称になるようにバランスよく配置します。

上司や年長者と包む場合は、最も格上の方を中央に書き、二番目の人はその左側に大きさは同じで書きます。

★3人以上で渡す場合の書き方

3人以上の名前を連ねるのは見た目がごちゃごちゃとしてあまりよくありません。

3名以上になる場合は各自で包むか、どうしても3人以上の人数で包む場合、別紙に名前を書き入れて中袋にいれておきましょう。

引用:https://www.mwed.jp/articles/169/

会社や組合、グループから出す場合は、会社名や代表名を表書きに用いるのが一般的です。

兄弟や子どもたちが多い場合は「子供一同」「孫一同」等でも問題ありません。

グループ名がない場合の複数からの場合は代表者の氏名の左下に「他○名」と記入します。

★中袋の書き方

中袋には「金壱万円」など金額を記入し、お札の表側(人物のお顔が見えるほうがおもて)を向けて封筒にいれましょう。

中袋・祝儀袋は糊付けをする必要はありませんが、最近はシールのついているものも市販されています。

シールであれば簡単にはがせるので、用いても問題ありません。

最後に

ご祝儀袋を使ってのお祝いは、意外と私たちの日常でよくあることです。

マナーや常識など堅苦しくとらえる必要もありませんが、全く何も知らずに適当に済ませられるものでもありません。

あげる側ももらう側も気持ちよくすごせるよう、失礼のないよう注意しましょう。

そういえば昔、知り合いの和菓子屋の職人さんが「最近は面倒だとか恥をかきたくないとかで、祝儀や熨斗を使う機会が減っていて悲しい」ともらしていたことを思い出しました。

だんだんと日本的な贈り物の文化がなくなっていくようでさみしくなる話ですね。

人付き合いは疲れることも大変なこともありますが、人付き合いなしに生きていくことは難しく、また、人と関わることで救われることも沢山ありますよね。

われわれも積極的にこういったマナーを覚え、子供や孫、後生に伝えていきたいものです。

では、また。




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