2019年1月2日・3日に開催される、第95回箱根駅伝。
記念大会となる2019年は、シード校10校に加え、1校増枠された予選会通過校11校、関東インカレ成績枠1校、そして関東学生連行チームの23校が出場します。(2020年は通常通りの21校に戻るとのことです)
今からワクワクですね!
「…ん?シード校ってよく聞くけど、何となくわかっているようでわかっていないかも」
そんな方のために、箱根駅伝のシードについて、まとめてみました。
箱根駅伝は優勝争いのほかにシード権争いも激しくなるので、シードについて知っておくと、より観戦が楽しくなりますよ。
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この記事で綴られていること
シード校とは?シード権とは?
シード校とは、前回大会において「総合成績10位以内」に入り、次回大会への出場権を獲得した大学(チーム)のことです。
つまり、10位以内に入れば、予選会をすっ飛ばして次の箱根駅伝への出場が決まるというルールですね。
ちなみにシード権とは、この出場権のこと。
予選会免除権の意味合いで扱われることもあります。
シード権争いとは?
箱根駅伝のシード権は10位までです。
どれだけ僅差だったとしても、11位の大学はシード権を獲得できません。
まさに、10位と11位は、天国と地獄。
「まぁ次の予選会を突破すればいいんだし、シードにはこだわらなくても~」なんて考えている大学は、まずないです。
シード権は、絶対に死守しなければならないものなのです。
引用:https://gigazine.net/news/20110103_hakone_ekiden_87th_kokugakuin/
なぜなら「予選会を勝ち上がるということは、とんでもなく大変なことだから」。
要因はいろいろとありますが、簡単に言えば、コンディションの問題が一番と言われています。
実は予選会の時期には予選会以外にも大きな大会があるため、疲労が溜まり、選手たちの良い状態のピークを箱根に持っていくことが非常に難しくなる…というとわかりやすいでしょうか?
逆に、シード校は予選会がない分、負担が減る=選手たちのコンディションを整えやすくなる、という訳です。
箱根を万全の状態で戦うためには、シード権獲得は絶対!
こうしたことから、毎年、シード権争いは熾烈なものとなっています。
2019年・第95回箱根駅伝シード校について
前回大会でシード権を獲得した、第95回箱根駅伝シード校10校です。
1.青山学院大学
2.東洋大学
3.早稲田大学
4.日本体育大学
5.東海大学
6.法政大学
7.城西大学
8.拓殖大学
9.帝京大学
10.中央学院大学
2019年、シード校・上位5校の戦力まとめ
<青山学院大学>
2019年、5連覇を目指す、王者・青山学院大学。
主将の森田歩希選手、小野田勇次選手、橋詰大慧選手、梶谷瑠哉選手、林奎介選手…と、力のある選手だらけの4年生がやはりチームの主軸。
引用:https://manabi.benesse.ne.jp/daigaku/school/3231/index.html
さらに3年生の吉田祐也選手が今年の全日本インカレ10000mで総合3位、日本人1位という成績を残しました。
各大学が「打倒・青学」を掲げていますが、相変わらず層の厚い青学、2019年も盤石です。
<東洋大学>
2018年、往路優勝したものの、復路や総合の優勝は逃し、総合2位という成績でした。
しかし「打倒・青学」に最も近い大学と言われています。
何と言っても驚いたのは、前回大会において、10区間中7区間を1・2年生が走ったこと!
これはつまり、大学生チームの宿命でもある「今年は主力が卒業しちゃったからな~」がないということなんです。
引用:http://www.toyo.ac.jp/nyushi/about/campus/kawagoe/
山登りの5区ですばらしい走りを見せてくれた田中龍誠選手は、1年生でした。
さらに、出場校中ただ一人1年生で1区を任され、7年ぶりに1区1年生区間賞を獲った西山和弥選手もいます。
2019年、東洋大学の逆襲は果たされるのでしょうか?
<早稲田大学>
2018年、2年連続の3位となった早稲田大学。
2011年の第87回大会での優勝が最近で、青学の連覇を阻止できていません。
今年の早稲田大学のニュースと言えば、やはり「スーパー高校生の入部」でしょう!
中谷雄飛選手、千明龍之佑選手、半澤黎斗選手、太田直希選手、向井悠介選手、と高校陸上で活躍した大物が戦力に加わりました。
引用:https://manabi.benesse.ne.jp/daigaku/school/3325/index.html
中でも、佐久長聖高校からやって来た中谷選手は、日本人高校生トップというとんでもない逸材です。
スーパー高校生は、箱根路のスーパールーキーとなるのか?
彼らが、2019年、古豪復活の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
<日本体育大学>
前々回大会の7位から2018年は4位へとランクアップしました。
日体大のすごさは、その連続出場記録に表れています。
2019年もシード権を獲得しているので、71年連続出場と記録を更新しました。
日体大のカラーは、チームの総合力。
「ずば抜けて良い成績を持つ選手はいないけど、チームの力で戦う」といった評価が多いです。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BD%93%E8%82%B2%E5%A4%A7%E5%AD%A6
層の厚さも定評アリ。
ですが、今年はパワハラ問題、監督解任、とスキャンダルで揺れましたね。
新体制での2019年・箱根駅伝に注目が集まっています。
<東海大学>
箱根駅伝「3強」のひとつにも数えられている、東海大学。
ところが前回大会では、往路は9位に終わり、10区終盤で早稲田と日体大に抜かれ、5位となってしまいました。
2017年・出雲駅伝の優勝があっただけに、東海大にとって2018年の箱根駅伝は悔しさの残る大会だったと言えるでしょう。
しかし、東海大には黄金世代がいます!
2016年入学組が大豊作だったと言われているのです。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E5%A4%A7%E5%AD%A6
館澤亨次選手、關颯人選手、鬼塚翔太選手、阪口竜平選手…などなど、錚々たるメンツ。
彼らは今年3年生、まさにチームの主軸です。
頼もしく成長した黄金世代が、2019年、念願の初・総合優勝を目指します。
拠点が平塚市にある湘南キャンパスなので、地元の応援も心強いですね。
まとめ
シード校やシード権のことを知ると、俄然、シード権争いに興味がわいてきます。
大手町のゴールが優勝校への祝福でワイワイする中、傍らでは10位以内をめぐる戦いがバチバチと…。
2019年、シード権を獲得するのはどの大学か、目が離せません。
★2019年お正月の「駅伝」の特集記事(後半)はこちらをごらんください!
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ニューイヤー駅伝2019直前。昨年&歴代の区間記録・優勝チームを振り返る。
では。