鎌倉の大仏の歴史|わかりやすい言い伝え。なぜ猫背?胎内の構造は?

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今回は鎌倉の大仏のお話です。

鎌倉は修学旅行のコースに入れている学校も多く、紅葉の名所でもあり、多くの方に親しまれている観光地ですが、イメージとして頭に浮かぶのは「鎌倉の大仏」様なのではないでしょうか?

「奈良の大仏」様と並び高い知名度を誇っていますが、その歴史をきちんと知っている方はあまり多くはないのではないでしょうか。

そこで今回は、鎌倉の大仏の歴史をわかりやすくご紹介していこうと思います。

歴史を知っていれば、鎌倉観光で大仏を見たときにより感慨深くなるはずです。

また、ちょっとしたトリビア的な内容も含んでいますので是非ご一読ください。




鎌倉の大仏の歴史

◎鎌倉の大仏と金箔

鎌倉の大仏は奈良の大仏と同じようにかつては金色に輝いていたといわれ、その痕跡が顔の一部に残っています。

しかし、奈良の大仏が金メッキを使用していたのに対し、鎌倉の大仏は金箔を使用していて非常にコストがかかる方法が使われていました。

なぜわざわざ金箔を使用していたかと言うと、「顔の継ぎ目を隠すためだった」と言われています。

鎌倉の大仏は銅でできているのですがこの銅に鉛が大量に含まれ、純度が低かったのです。

そのため、鋳造された際の顔の継ぎ目を隠す必要があり、より継ぎ目を隠しやすい金箔が使われたといわれているのです。

どちらにせよ、黄金に光り輝く大仏は、大変美しかったことでしょう。

◎鎌倉の大仏は頭が大きく猫背

鎌倉の大仏と奈良の大仏を比べてみたたことがある方はいらっしゃるでしょうか?

鎌倉の大仏は奈良の大仏と比べると、が大きく、猫背気味なつくりになっています。

なぜこのようなつくりになっているかと言うと、一説では「これが鎌倉時代の流行だった」と言われています。

鎌倉の大仏が造られた鎌倉時代には多くの仏像が造られましたが、その多くが鎌倉の大仏と同じように頭が大きく、猫背気味な恰好をしています。

当時はそのような造りが流行だったそうで、鎌倉の大仏もそれに習って造られたのではないか、と言われています。

大仏のつくりに流行があるなんて意外ですよね。

◎大仏様お怒り騒動

ここでちょっとしたトリビア的なものをご紹介します。

前述したように若干猫背な鎌倉の大仏は、これまで何度も地震や津波などで大きな被害を受けてきています。

その中でも関東で起こった大地震の時には大仏の台座が崩れてしまい、大仏が滑って位置がずれてしまいました。

急いでもとの位置に戻されたそうなのですが、大仏を見ていた僧たちが「大仏様がお怒りになっている」とか「大仏様が泣いていらっしゃる」と大騒ぎしだしたのです。

実は、位置を戻したときに若干ずれた位置に戻してしまい、大仏様の顔の角度が変わり、怒っている顔や泣いている顔に見えてしまったそうです。

この騒ぎの後大仏はちゃんと元の位置に戻されたそうですが、いつも大仏様の顔を見ている僧の方々はびっくりされたでしょうね。




大仏の内部

◎胎内拝観

鎌倉の大仏は奈良の大仏と違い、大仏の内部に入ることができます。

「胎内拝観」というのですが、なんとたった20円で入れます。

実際中に何があるかと言うと、大仏を鋳造した際の木の枠が残っているぐらいです。

しかし、この木枠、よく見てみると面白いことが分かります。

それは大仏のにあたる部分。

実は大仏様の首の部分は胴体に作られた棚のような部分にはめ込まれているだけと言うことが分かるのです。

また、その首の部分ですが、よくよく見ると何やらプラスチックのようなものでできた物が見つかります。

これは昭和35年に頭を支える部分を補強した際に重ね貼りされた強化プラスチックです。

大仏にプラスチックと言う組み合わせはちょっと想像しにくいですよね。

ですがこれも国宝である大仏を守るためなのです。

◎胎内は集会所!?

鎌倉の大仏の背中の部分には扉が2つあるのですが、これは中の空気を換気するためのものだといわれています。

他の説としては鋳造が終わり完成した際に、中の土を取り出すためにつくられたとも言われています。

となると大仏の中は空洞が広がるわけですが、この空洞が様々なことに利用されてきました。

引用:https://www.travel.co.jp/guide/article/11522/

例えば、恋をした男女が身分を隠しておち合ったり、賭博場となったり、また、鳥が内部に巣を作ってしまいそのフンが問題となったこともありました。

中でも極め付きは、盗賊が住み着いたことです。

その盗賊を怖がって高徳院の住職が逃げ出してしまうといった事件もありました。

まとめ

さて、色々とご紹介してきましたが、鎌倉の大仏には、その製造にまつわる歴史上まだまだ大変多くの謎が残されていると言われています。

大変ミステリアスな部分も多いですが、これから後、大きな発見があるかもしれないですね。

紅葉や観光スポットとしては謎が多いほうが神秘性が増して集客にも有利かもしれませんがw

では。




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