~今回は川崎大師名物「くず餅」のお話です~
こんにちは!らいふれんどです。
川崎大師は、初詣の参拝者数が全国でも5本の指に入るほど人気のお寺です。
本来は「平間寺」という名前なのですが、地元の人から愛され「川崎大師」という愛称で全国的にも広まりました。
>>「川崎大師初詣情報|持つ煮の屋台が大人気!参拝者数全国3位で大混雑も。」
そんな川崎大師は、全国でも屈指の厄除け大師でもあり、境内はパワースポットにもなっているそうです。中でも有名なのが、「護摩祈祷」。本来の厄除け・厄消しといった御利益のほかにも、弘法大師や周囲の霊的環境などが関係し、家内安全・開運成就・健康長寿・学業成就といったお願い事にも効果があるとして大変な人気となっています。
そしてもう一つ川崎大師にはとある名物があります。
それは「くず餅」。
この「くず餅」、関西の「葛餅」とは全く違うものなんですよね。
川崎大師の名物になっている関東のくず餅は「久寿餅」と書き、材料も製法もぜんぜん違うんです。
今回は、川崎太子周辺の「久寿(くず)餅」販売店の人気ランキングTOP5をご紹介していこうと思います。
おまけとして、関西名物の「葛餅」の違いやカロリーなども書いてみました。
この記事で綴られていること
川崎大師周辺で人気の久寿餅屋さん
川崎大師周辺は久寿餅発祥の地とも言われており、久寿餅を扱っているお店が沢山あります。
そこで、「住吉」などを始めとした人気が高いお店をいくつかご紹介していきたいと思います。
人気第一位「住吉」
<価格>2枚入り750円より
黄色い看板が目に入る、川崎大師近くの参道にあるのが、「住吉」です。
住吉の久寿餅の特徴はなんと言っても、「無添加」であること。
久寿餅作りにこだわりを持っているようで、賞味期限が短くなろうとも無添加での製造にこだわり、高い人気を誇っています。
住吉の久寿餅の特徴は、独特の発酵臭や口の中で広がる香り。
久寿餅の色は少々灰色っぽく、濃厚な黒蜜を使用しており、甘みは少し強めの味わいとなっています。
賞味期限は2日~3日ほどです。
人気第二位「住吉屋総本店」
住吉と住吉屋総本店でどちらを一位にするか迷いましたが、今回は黄色の包装などで印象が強く残る住吉を一位にしました。
しかし、住吉屋総本店は、創業1887年(明治20年)という老舗であることに加え、久寿餅の「元祖」であるため、住吉に負けず劣らずの大人気となっています。
引用:https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140502/14009183/
正確には「久寿餅屋」ではなく「和菓子屋」なので、他の商品も必見です。
住吉屋総本店の久寿餅の特徴は、そのどっしりした味や感触。
住吉の久寿餅と比べ色が濃いのも特徴で、その味や感触はまさに「元祖」という感じがします。
また、サイズが大・小の二種類あるため、人数や好き好みなどによって選べることも人気の一つです。
人気第三位「松月庵」
松月庵は本来久寿餅屋ではなく、創業1884年(明治17年)の老舗「蕎麦屋」です。
その蕎麦は、えび天ぷらのサイズが大きいため人気となっています。
そのため、お蕎麦目当てに訪れ、久寿餅をついでに頼んで病み付きになったという方もいるようです。
引用:https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140502/14000761/
松月庵の久寿餅の特徴は「黒蜜」。
白い色身で柔らかめの久寿餅に合わせる黒蜜は、サラッとした感じの上品な香り漂い、相性抜群で、どなたでも食べやすいようなあっさりとした味わいとなっています。
人気第四位「恵の本」
恵の本さんは創業1955年(昭和30年)の久寿餅専門店です。
元は料亭で手土産として久寿餅を作っていたそうですが、そこから久寿餅だけがスピンアウトされ、今の恵の本になったそうです。
そんな恵の本の久寿餅の特徴は「製造直売」。
恵の本の久寿餅はお店で一枚一枚手作りされており、粘度が高めのもっちりとした食感と、あっさりした絡みやすい黒蜜が人気です。
引用:https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140502/14044374/
また、カップ入りの久寿餅も販売されており、6切れという初めてでも食べやすい量と、食べ歩きがしやすいこと、100円というお手軽なお値段が人気を集めています。
人気第五位「餅陣住吉」
老舗が並んでいる仲見世通りにある「餅陣住吉」は、久寿餅の老舗で有名な住吉が経営している「珈琲茶房 餅陣住吉」という名称の現代風のカフェスタイルです。
ここで楽しめる久寿餅はマザー牧場のソフトクリームと住吉の久寿餅を合わせた「くずもちサンデー」がオススメのひと品となっています。
引用:https://retty.me/area/PRE14/ARE37/SUB58502/100000162308/
くずもちサンデーの器はワッフルボウルとなっていて、ワッフルボウルの中にマザー牧場の濃厚ソフトクリーム・つぶ餡・きな粉をまぶした久寿餅とのコラボの上から濃厚な黒蜜がかかっており、ソフトクリームと久寿餅の相性が抜群な人気の品となっています。
また、久寿餅単品(350円)でも味わう事が出来ますし、他にもマザー牧場のソフトクリーム(280円)黒蜜ラテ(340円)マザー牧場ミルク(250円)など餅陣住吉オリジナルメニューも多数ありますので、川崎大師へ行った後の足休めにカフェでのんびり和と洋の甘味を堪能する事ができます。
関西の「葛餅」との違いとカロリー
さておまけですが、同じ読み方をする「葛餅」と書く関西の名物と比較してみたいと思います。
関西で作られる葛餅はその名のとおり「クズ」という植物からとった「葛粉」を使って作られますが、関東で作られる「久寿餅」は小麦を使って作られます。
小麦を乳酸菌で発酵させて、小麦でんぷんを作り、それを何度も水洗いし、湯を加えて蒸して作られたものが関東の久寿餅です。
関西の葛餅は透明ですが、関東の久寿餅は白濁していることが特徴です。
気になるカロリーは、100g当たり関西の葛餅は100~120kcalほど、関東の久寿餅は80~90kcalほどとほとんど変わらず「かなりの低カロリー」なんですね。
一緒にきな粉や黒蜜をかけて食べたとしても、一人前で200kcalほどにしかなりません。
最近は、ダイエット食品としても注目されているようです。
まとめ
一概に久寿餅といっても、それぞれのお店によって食感や臭い・酸味、はたまた黒蜜の香ばしさや粘度まで全く違う特徴があります。
そのため、一つのお店の久寿餅が好みに合わなかったとしても、他のお店の久寿餅と食べ比べしてみることで、自分好みの久寿餅が見つけられると思います。
川崎大師へご参拝の際は是非名物の「くず餅」をご堪能ください。
では、また。