2019年5月6日。大阪のヤンマースタジアム長居でニューヒロインが誕生しました。
女子やり投げで日本新記録を更新した北口榛花選手です。
世界ユースでも優勝を挙げているだけに2020年の東京オリンピックでも期待されている選手の1人です。
そんな北口選手は幼少時から水泳やバドミントンの選手としても活躍していたとか。
投擲種目に必要とされる身長と体重を兼ね備えた日本女子陸上界期待の星!北口榛花選手についての紹介記事を纏めてみました。
北口榛花(やり投げ)のプロフィールと経歴
引用:https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201905060000247.html
生年月日 : 1998年3月16日
出身地 : 北海道旭川市
身長 : 179cm
体重 : 86kg
経歴 : 北海道立旭川東高校―日本大学
日本女子陸上界期待のやり投げのトップアスリート手である北口榛花選手。
プロフィールを見てもお分かりの通り、北口選手は身長179センチ、体重89キロと非常に大柄な人物です。
経歴を詳しく見ると、3歳の時から水泳をされていて、小学校の頃にはバドミントンの全国大会で団体優勝した経験を持ちます。
旭川東高校に進学してからも水泳をしようと考えていたところ、北口選手の体格に惚れ込んだ当時の陸上部顧問の必死の勧誘に応じる形で陸上(やり投げ、砲丸投げ)を始め、入部からわずか2カ月後の北海道大会で優勝。
そこから陸上に専念、その後は2年生で国民体育大会やインターハイで優勝。
引用:https://extra-newspaper.com/haruka-kitaguchi/
(この画像はかわいいですね!国体優勝のときですね)
引用:https://achievemh-mode.com/archives/7013
(こちらもかわいいですね!インターハイ優勝のときです)
そした3年生の時には世界ユースで優勝。
引用:https://extra-newspaper.com/haruka-kitaguchi/
(少し今のお顔に近づいたでしょうかw 世界ユース優勝の画像ですね)
高校卒業後は日本大学に進学。
進学直後はリオデジャネイロ五輪日本代表を逃すなど、不振が続いていましたが、チェコ留学後に復活。
つい先日(2019年5月)のヤンマースタジアム長井で行われた木南道孝記念で64m36を記録し、7年ぶりにやり投げの日本記録を更新!
まさに日本女子陸上界のニューヒロインです。
北口榛花は水泳とバドミントンもすごい!
北口榛花選手は3歳の頃から水泳を始め、旭川東高校でも1年生の時は水泳と陸上の二刀流、陸上でも水泳でもインターハイ出場を狙っていたそうで、実際に50m自由形、100m自由形でインターハイ北海道予選に出場していたようで、水泳でも大きな期待が持たれていたようです。
一応中学生までやってましたのでね…笑笑あんなに頑張ってたのに下手になったらショックです…水泳もバドミントンも #peing #質問箱 https://t.co/8h3b8vXgAx
— 北口榛花 harukaKitaguchi (@giant_babyparu) March 25, 2019
引用:https://twitter.com/giant_babyparu/status/1110129983907753984
どのスポーツ選手でも、幼少の頃から水泳をやってていたこと自体それほど珍しくなく、同じ陸上でも長距離の鈴木亜由子選手も幼少の頃に水泳をしていたそうです。
水泳は全身運動ですので、水泳の経験が他のスポーツに生きるんですね。
北口選手の場合、それが小学校の頃のバドミントンの全国優勝にもつながったようです。
近年では子供の頃から野球やサッカーなど1つの種目に絞って取り組んでいる選手が多いと思いますが、幼少期に様々なスポーツを経験することの利点を北口選手が体現していると言ってもいいでしょうね。
北口榛花の身長・体重に注目!
身長179cm、体重86kgと大柄な体格を持つ北口榛花選手。
華奢な体格の選手が多いトラック種目に対し、投擲種目はその性質上大柄な体格が必要とされるわかで、北口選手の場合、高校陸上部の顧問が必死に勧誘するのも無理はないですね。
実際、北口選手はやり投げのみならず砲丸投げでもインターハイに出場していますし、円盤投げもやっていたようです。
<2014年山梨インターハイ陸上競技>
引用:https://www.youtube.com/watch?v=uz6DUSQTrpE
インターハイの動画を見ていても大柄なのが分かります。
北口榛花の転機となったチェコ修行
高校で陸上を始めキャリアが浅いにもかかわらず、インターハイなどで活躍した北口選手ですが、日本大学進学後に挫折を味わいます。
1年生で自己新を更新するものの、その後は右ひじ痛で思うように記録は伸びず、2016年のリオデジャネイロ五輪の日本代表には選出されませんでした。
更に2017年春に、師事していた村上幸史コーチが退任したため、指導する人もいなくなったのです。
そんな中、北口選手が活路を見出したのは、やり投げの世界記録を持つ選手がいるチェコへの修行。
自らチェコのコーチにコンタクトをとってチェコ合宿にこぎつけたのでした。
この投稿をInstagramで見る
引用:https://www.instagram.com/p/Buoi4RoFbP2/?utm_source=ig_web_copy_link
北口選手としては藁をもつかむ思いだったのでしょうが、絶対に復活する、勝ちたい、と言う思いからのアクションだったのでしょう。
このチェコへの修行が技術向上と精神力向上につながり、日本新に繋がったようです。
チェコでは言葉のコミュニケーションでも苦労したでしょうが、その経験もメンタル強化につながったと思います。
やはり世界レベルは世界を見て学ぶと言ったところですね。
まとめ
北口榛花選手は体格に恵まれていて、典型的な投擲向きに見えるのですが、いろいろと苦労を重ねて、自分を伸ばす為ならなんでもやると言った気持ちが日本新記録に繋がったんでしょうね。
東京オリンピックで期待される選手ではありますが、まずは間近にある日本選手権を見てみたいですね。
日本選手権に勝って、世界陸上、そして東京オリンピックで大活躍する北口選手に期待しましょう!