関西地区の女子短距離の強豪の立命館大学でエースとして活躍した山中日菜美さんが、2019年のこの春大学を卒業し、三重県に拠点を置く、デンソーに就職し陸上部に加入しました。
大学入学当初から美人アスリートとして活躍していましたが、現在はどうしているのでしょうか?
そんな山中さんのかわいい画像や、中学・高校・大学といったこれまでの成績について紹介していきたいと思います。
この記事で綴られていること
山中日菜美プロフィール
名前 : 山中日菜美
生年月日 : 非公表(推定1997年生まれ 現在22歳)
出身 : 滋賀県大津市
中学 : 滋賀中学
高校 : 大津商業高校
大学 : 立命館大学
山中日菜美、就職先はデンソーに!現在の競技の様子は?
山中さんは大学時代から、社会人になっても陸上競技を続けていきたい意向を示しており、どこに進むのかが注目されていました。
その中で選んだ就職先がデンソーでした。
デンソーは三重県いなべ市に拠点を置いており、近年は女子の短距離を強化を進めていて、2年前には永野真莉子さん、昨年は杉山美貴さんと、大学時代に顕著な成績を残した競技者が入社しており、山中さんはそれに続くことになります。
引用:https://www.instagram.com/p/BwHd55NnNuV/?utm_source=ig_web_copy_link
山中さんは大学時代に社会人になってからの抱負として、「日本のトップ選手相手でも自分の力を出せるよう、一日一日を大切にしたい」と話しており、そのことから考えれば、自分と張り合えるような強い競技者が身近にいる環境は非常にいいことだと思います。
また、デンソー陸上競技場のトラックは今シーズンよりタータンの張り替えが行われ、設備がよく、その点でも良い時期に入社したといいえるでしょうね。
デンソー入社後の初戦となる予定であった、三重交通グループスポーツの杜伊勢陸上競技場で行われた、三重陸上競技協会主催の2019年国体第一次選考競技会(4/20)は欠場しましたが、翌週の4月28日にエディオンスタジアム広島で行われた第53回 織田幹雄記念国際陸上競技大会で社会人デビューを果たしました。
引用:https://youtu.be/E5G74iNBImw
予選で12”07、決勝でも12”10と記録的には今一つということですが、デンソーのユニホームを初お披露目となり、現在も、競技をしっかりと続けていることがわかりました。
山中さんは1月13,26日に行われた、女子リレー新プロジェクトのセレクションにて、9人(セレクションの後に、土井杏南さんが追加され現在は10人)しか選ばれなかった狭き門を突破して、4×100mリレーの第1期女子リレー日本代表候補に選抜されており、今シーズンは代表チームでの活動と、デンソーでの活動を並行して行っていくことになるでしょう。
山中日菜美のかわいい画像はこちら!
山中さんは、中学、高校時代から陸上関係者の間で注目されてきましたが、立命館大学在学時に、かわいい美人アスリートとしてそのルックスが全国区で話題沸騰となりました。
引用:https://www.pinterest.jp/pin/848787860995390435/
注目度に火をつけたのが、立命館大学1年時に出演したTBS系列のバラエティ番組「炎の体育会TV」。
引用:https://twitter.com/hashtag/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E6%97%A5%E8%8F%9C%E7%BE%8E
陸上競技関係者以外にも広く知られるようになり、そのかわいいビジュアルが注目されるようになりました。
山中さんは小柄ですから、特に男性からすれば守ってあげたいという意識も働き、より魅力を感じるのかもしれませんね!
山中日菜美の中学・高校時代 県内では大活躍を果たすも…
山中日菜美といえば、「かわいい」という検索キーワードが必ずヒットするほどそのルックスに目がいきがちですが、滋賀県内においては中学時代から非常に実力のある競技者でした。
志賀中学校の1年時から世代の上位争いを常にしており、3年時の2011年には7月21日に行われた第57回全日本中学校通信陸上競技三重大会では200mの準決勝で25”46の記録をマークして全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)への出場権を獲得して、決勝も危なげなく優勝しました。
更にその翌週の7月28日に行われた第64回滋賀県中学校夏季総合体育大会陸上競技の部では、今度は100mにおいて、決勝で12”44の記録をマークして2着に入り、再び全中の標準記録を突破しました。
引用:https://00m.in/UdF7p
しかしながら、本大会では100mでは予選にて組8人中7着、200mでも8人中5着と全国の強い相手には全く歯が立ちませんでした。
その後、高校は地元の大津商業高校に進みました。
大津商業高校はスポーツ・文化芸術推薦選抜を行っている、滋賀県の中でも陸上競技においては、有数の強豪校です。
ここに入学後、山中さんは更に力を付けます。
引用:https://www.pinterest.jp/pin/848787860995390400
1年時の2012年から滋賀県の高校生女子の10傑で上級生を破り、100m12”20(2位は12”68)、200m24”71(2位は25”34)と、県のランキングで圧倒的な差を付けて、2種目で1位に入ると、2年時以降も100m12”07(2位は12”39)、200m24”84(2位は25”39)、3年時も100m11”96(2位は12”57)、200m24”96(2位は25”26)と両種目で、県内では全く他者を寄せ付けずに無類の強さを発揮していました。
特に100mに関しては、3年連続で自己ベストを更新し続ける等、順調にタイムを縮めていきました。
しかしながら、全国大会の舞台では、目立った活躍は出来ず、1年生の2012年に岐阜メモリアルセンター長良川陸上競技場で行われたぎふ清流国体の少年女子B200mでの4位が最高成績でした。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=9sr0GozJ63w
高校生にとって、一番の大会であるインターハイについては、2年時に準決勝まで進んだものの、1,3年時には、全国でも最激戦区と言われる近畿地区大会で7位と、6位までに与えられるインターハイの出場権を惜しくも獲得することが出来ませんでした。
山中日菜美が大学時代に飛躍!ラストインカレでメダル4個の快挙!
高校卒業後、山中さんが選んだ大学は立命館大学でした。
立命館大学の本部は京都府京都市にありますが、陸上競技部のメインの拠点は滋賀県草津市にあり、地元の大学を選んだということですね。
この大学進学後、山中さんは1年時から目立った活躍をします。
引用:http://larix-blue.blogspot.com/2016/01/blog-post_31.html
毎年9月に行われる、学生の日本一を決める日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)では、個人の100mでは準決勝敗退も、1年生ながら、4×100mリレーのメンバーに入り、1走を務め、見事にチームの優勝に貢献し、それまで個人では果たすことが出来なかった全国規模の大会での表彰台に、チーム競技のリレーで先に登ることになります。
この時の記録は、45”40と当時、学生歴代7位の好記録であり、この優勝により、関西勢としては、55年ぶりとなる女子総合優勝に貢献しました。
引用:http://www.ritsumei.ac.jp/sports-culture/sports/topics/detail/?id=156
その後も、着実に力を付けていった山中さんの努力が大きく花開いたのは、大学4年時になったからでした。
4年時の5月の関西インカレを100mで2位と、山中さん自身の最高成績を残し、秋の日本インカレを迎えます。
その日本インカレでは2日目の4×100mリレーの決勝で2位に入り、勢いを付けると、大会3日目の100mでも準決勝は7番目のタイムながら、決勝では1位に僅か2/100”差まで迫る2着に入り、これまで手の届かなかった個人種目でのメダルを遂に手にしました。
そして、最終日の4日目の200mでも3位に入賞して、これでこの大会3つ目のメダル獲得、更にはこの4日間で通算9レース目、しかも、山中さん自身が専門とする距離よりもやや長い4×400mリレーにも出場し、3走として激走、最後の4走で日本体育大学に交わされ、僅か1/100”及びませんでしたが、見事に準優勝と、学生最後の大きな大会で計4つのメダルを獲得するという快挙を成し遂げました。
全日本インカレ
4×100mR 100m 200m 4×400mRでトラックの部の優勝、総合3位に貢献できて嬉しかった
苦しい時、スタンドを見たら手を振ってくれる皆がいたから最後まで走ることができました。本当に感謝しています。
ラストインカレ、とてもいい時間でした。 pic.twitter.com/cRAiwF2vaO— 山中日菜美 (@hinmmm) 2018年9月9日
そして試合後に、4×100mリレーで2走を務めた当時2年生の田中佑美さんが、「日菜美さんに日本一を取ってほしかった」と涙を流しており、実力だけでなく、立命館大学にとっての山中さんの存在の大きさが伺える大会でもありました。
立命館大学として出場する試合が終わりました。
大好きな皆と一緒に走ることができてほんまに幸せでした。ゴールした瞬間、楽しくて思わず笑みが溢れました
あー、楽しかった!!!
立命館でほんまに良かった!!!!
本当にありがとうございました。#R #立命館 #日本選手権リレー pic.twitter.com/gEDxbSp7hC— 山中日菜美 (@hinmmm) 2018年10月28日
3年時までどれだけ敗れても楽しそうに走り抜ける姿が印象的だった山中さんですが、自身の最後のシーズンで優勝に届かない悔しさがありながらも、リレーで敗れ泣きじゃくる後輩達を笑顔で慰めており、最後まで持ち味の笑顔を絶やすことはありませんでした。
まとめ
山中日菜美選手について、その戦績を中心にご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
決してエリートと言える競技者ではなく、中学、高校、大学と個人での日本一には僅かに届きませんでしたが、小さい身体ながら目一杯走り、着実にステップアップしていく様子は、学生アスリートらしい成長と活躍でした。
引用:https://twitter.com/hinmmm/status/1049653958388707329
また、山中さんは後輩達からも非常に慕われており、学年差が1つで中学時代から同郷の滋賀県で戦ってきた現在4年生の壹岐いちこさんとは今でも非常に仲が良く、また卒業後の現在も後輩達のことをよく気にかけています。
笑顔と優しさを持ち、走り続ける山中さんにこれからも注目です!